メンバー

中村 正人

NAKAMURA, Masato

教授(委)
宇宙科学研究所/JAXA

居室: JAXA宇宙科学研究所本館1631
電話: 050-3362-3936
ファックス: 042-759-8205
メールアドレス:
HP: http://www.stp.isas.jaxa.jp/nakamura/

研究分野

地球惑星大気プラズマ物理学

研究内容

中村は現在金星探査機の仕事をしています。この探査機プラネットC は、ハレー彗星を観測したプラネットA(すいせい)、火星をめざしながらも、目的を遂げられなかったプラネットB(のぞみ)に続く3機目のJAXA惑星探査機です。2010年に打ち上げられ、2015年12月7日、金星をめぐる軌道に入ります。 プラネットCは金星の厚い雲の下に隠された大気の様子を調べます。紫外線から可視光、赤外線にいたる5台のカメラを積んでいて、それぞれのカメラが異なる高度の雲の様子を捉えます。赤外線では一番舞wの雲を透かして、もっと下の雲の様子まで見えるのです。 このカメラでプラネットCは2時間に一枚、色々な波長で写真を取ります。それらの写真を組み合わせると3次元的な雲の分布がわかりますし、また、丸一日のデータを組み合わせて動画のようにしてみれば、各層の雲の動きがわかります。データを蓄積して統計的な処理をすることにより、金星の大気が物理的にどのような力によって動かされているかを調べることが出来るのです。

主要論文・著書

1. Planet-C:Venus Climate Orbiter mission of Japan,Planetary and Space Science 55 1831-1842,2007
2. Terrestrial Plasmaspheric Imaging by an Extreme Ultraviolet Scanner on Planet-B, Geophys. Res. Lett., 27, 141-144, 2000.
3. Photometric measurement of cold helium ions in the magnetotail by an EUV scanner onboard Planet-B: Evidence of the existence of cold plasmas in the near-Earth plasma sheet, Geophys. Res. Lett., 27, 3567-3570, 2000.
4. 金星大気の謎に挑む赤外線カメラ、日本赤外線学会誌15巻1&2号、 2006 
5. 金星大気ミッションの現状と方向性、遊星人、第12巻、276、 2003
6. 岩波講座, 地球惑星科学, 12,  比較惑星学, 第4章, 惑星大気・惑星磁気圏(共著)