メンバー

加藤 尚之

KATO, Naoyuki

教授
地震研究所

居室: 地震研究所1-605
電話: 03-5841-5812
ファックス: 03-5689-7234
メールアドレス:
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研究分野

震源力学

研究内容

岩石実験の結果に基づく摩擦構成則を用いた地震サイクルシミュレーションを行うことを通して、大地震の発生サイクル、プレート境界でのサイスミックカップリング、地殻変動、地震活動パターン等についての物理的理解を深める研究を進めている。具体的研究テーマは以下のとおり。1. 室内実験結果に基づく摩擦構成則の開発。2. 非地震性すべりの発生による応力場の変動が地震活動に及ぼす影響についての研究。3. 大地震に先行する非地震性すべりの研究。4. 断層間相互作用が地震サイクルに及ぼす影響についての研究。

主要論文・著書

1. Kato, N., 2012, Dependence of earthquake stress drop on critical slip-weakening distance, J. Geophys. Res., 117, B01301, doi:10.1029/2011JB008359.
2. Kato, N., 2012, Fracture energies at the rupture nucleation points of large interplate earthquakes, Earth Planet. Sci. Lett., 353-354, 190-197.
3. Kato, N. and S. Yoshida, 2011, A shallow strong patch model for the 2011 great Tohoku-oki earthquake: A numerical simulation, Geophys. Res. Lett., 38, L00G04, doi:10.1029/2011GL048565.
4. 加藤尚之,プレート境界面の摩擦パラメタの推定について-三陸沖のアスペリティを例として-,地学雑誌,112, 857-868, 2003.
5. 加藤尚之・平澤朋郎,プレート境界面で発生する余効すべりの数値シミュレーション,地震,50, 241-250, 1997.
6. 加藤尚之,非地震性すべりの発生機構,地震,49, 257-275, 1996.