メンバー

小口 高

OGUCHI, Takashi

教授(兼)
空間情報科学研究センター

居室: 柏キャンパス総合研究棟415
電話: 04-7136-4301
ファックス: 04-7136-4301
メールアドレス:
HP: http://oguchaylab.csis.u-tokyo.ac.jp/

研究分野

地理情報科学・地形学

研究内容

地理情報システム（GIS）を活用した地球科学（地形学、水文学など）の研究を行っている。特に山地〜山麓部の地形の分析と成因の検討に重点をおいている。対象地域は日本を含む東アジア、英国、イタリア、シリアなどである。最近の主要研究テーマは以下のとおり。
1. デジタル標高地図等の空間データを用いた地形解析
2. 斜面崩壊、津波による侵食などの自然災害の空間解析
3. 河川水質などの水環境データの分析
4. 自然環境と人文環境の相互関係の解析（考古学関連を含む）
5. 地球科学とその教育のためのデータベースとインターネットGISの開発

主要論文・著書

1. C-W. Chen, T. Oguchi, Y.S. Hayakawa, H. Saito, H. Chen, G-W. Lin, L-W. Wei, Y-C. Chao and C-T. Cheng. Sediment yield during typhoon events in relation to landslides, rainfall, and catchment areas in Taiwan. Geomorphology, 303, 540-548, 2018.
2. T. Oguchi, Y.S. Hayakawa, and C.T. Oguchi. Quaternary fluvial environments and paleohydrology in Syria. In: Y. Enzel and O. Bar-Yosef (eds.) Quaternary of the Levant: Environments, Climate Change, and Humans, Cambridge University Press, 2017.
3. A.P. Yunus, T. Oguchi and Y.S. Hayakawa. Remote identification of fluvial knickzones and their imprints on landscape morphology in the passive margins of Western Arabia. Journal of Arid Environments, 130, 14-29, 2016.
4. 小口・高：デジタル地図・GISの歴史と環境保全・防災への貢献．鈴木康弘・山岡耕春・寶　馨（ 編）「 おだやかで恵み豊かな地球のために 地球人間圏科学入門」古今書院，169-183.2018．
5. 早川裕弌・小口　高：地形学における地上レーザ測量の活用. 地学雑誌, 125, 299-324, 2016.
6. 小口　高：西アジアの自然地理．安田喜憲・後藤　明・木村善博（編）「朝倉世界地理講座　西アジア」朝倉書店、9-26、2010．