メンバー

西田 究

NISHIDA, Kiwamu

准教授
地震研究所

居室: 2-409
電話: 03-5841-5723
ファックス: --
メールアドレス:
HP: http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/knishida/

研究分野

地震学

研究内容

地球は地震が起きていない間も海の波や大気に揺すられ常にゆれ続けています(脈動や常時地球自由振動と呼ばれる現象です).大気や海洋はどのように固体地球が揺すっているのか未だ謎が多いのが現状です.これらの謎を解明するため、固体地球・大気・海洋すべての観測データ(例えば全地球的に展開されている地震計データや気圧計データ)の解析しています.これらの現象の理解のためには、固体地球に閉じた枠組みではなく、大気-海洋-固体地球を1つの系として取り扱う視点が重要となってきます.統一的な理解に向けて,理論的な研究も行っています.また脈動は単に地震観測をする上でのノイズであると,長い間考えられてきました.脈動は常に色々な方向から到来しているため,地震が引き起こした地震波を隠してしまうためです.2000年代後半になると、色々な方向から常に到来しているという事実を逆手に取り,脈動の伝わり方から地球の内部構造が調べられるようになってきました(地震波干渉法と呼ばれる手法です).私たちは地震波干渉法の手法開発及び、多様なデータへの適応しています.特に地球内部で起こる現象のダイナミクスを考える上で,速度構造の時間変化を捉える事は非常に重要です.火山噴火や地震に伴い応力やひずみの状態が変化し,それに伴って速度構造や異方性の変化することが期待されるためです.地震波干渉法を使って速度構造の時間変化を検出することを目指しています.

主要論文・著書

1. Earth's background free oscillations, K. Nishida, Ann. Rev. Earth Planet. Sci., 41, p. 719-740, 2013.
2. Teleseismic S wave microseisms, Kiwamu Nishida, Ryota Takagi, Science, 2016, Vol. 353, 919-921, doi:10.1126/science.aaf7573
3. Global Surface Wave Tomography Using Seismic Hum, Nishida, K., J.P. Montagner and H. Kawakatsu, Science, 326, 5949, p. 112, 2009.
4. 常時地球自由振動, 西田究, 地震2, 61, S115-121, 2009.
5. 地球の貧乏揺すりから地球内部を探る, 西田究, 広報紙「なゐふる」, 96, 2014
6. 地震以外の"揺れ"から探る地球内部構造, 西田究, JGL, vol. 6, No.1, p 7-9, 2010