メンバー
加藤 愛太郎KATO, Aitaro 教授 居室: 1-609 |
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研究分野震源物理学・観測地震学 研究内容地震はどのように始まるのでしょうか?この疑問に答えるために、ゆっくり滑りと地震発生との関係に着目して研究を進めています。大地震の発生前に見られる地震活動や、断層のクリープメータとしての機能を果たす繰り返し地震の活動から、プレート境界断層の固着状態の時空間変化を捉えることを目指しています。さらに、固着域から非固着域へ遷移する領域で発生する低周波地震の活動を解析し、遷移領域におけるすべり挙動の理解にも取り組んでいます。また、余震や群発地震の発生メカニズムについても興味があり、地震活動や応力場の時空間発展,動的な地震誘発現象等に注目して研究をおこなっています。断層面の滑り挙動は、震源域の地下構造とも関連があることがこれまでの研究で示されており、高密度地震観測に基づく高精度な震源分布・震源域の地下構造イメージング等にも関心があります。 主要論文・著書
1. Kato, A. & Y. Ben-Zion, The generation of large earthquakes, Nature Reviews Earth & Environment, 2, 26–39, https://doi.org/10.1038/s43017-020-00108-w, 2021. |