メンバー
笠原 慧KASAHARA, Satoshi 准教授 居室: 理学部1号館834 |
|
研究分野宇宙惑星科学:探査機搭載粒子観測器の開発,データ解析 研究内容知りたいことは色々あります.太陽系の形成と進化,例えば,初期の物質輸送.太陽系外天体の組成.月面に水がどれくらいあるのか,どこから運ばれたのか.オーロラの物理機構と惑星大気への影響.彗星の尾を作る,ガスと太陽風との相互作用.衝撃波や磁気リコネクションによるイオン・電子の加速. 惑星はなぜ,放射線の雲に包まれているのか.宇宙・惑星科学におけるこうした諸問題に取り組むとき,観察・分析するべきデータを取得することは,簡単ではありません.探査機に搭載する観測器の開発や探査ミッションの計画・実現には,それなりの労力や時間や運が必要です.ですが,手間・暇をかけて手に入れたデータを人類で一番に解析する悦びや,自分の分析器を通して垣間見る宇宙の真理の美しさには,青春・人生をかけるだけの価値があります(と感じる人が一定程度います).本研究室では,JAXAのジオスペース探査衛星あらせプロジェクト,彗星探査計画Comet Interceptor,月極域探査計画などのキープレイヤーとして,搭載粒子観測器の開発や観測データの解析を実施しています. 主要論文・著書
1. Kasahara, S., Y. Miyoshi, S. Yokota, T. Mitani, Y. Kasahara, S. Matsuda, A. Kumamoto, A. Matsuoka, Y. Kazama, H. U. Frey, V. Angelopoulos, S. Kurita, K. Keika, K. Seki, I. Shinohara, "Pulsating aurora from electron scattering by chorus waves", Nature, 2018. |