メンバー

竝木 則行

NAMIKI, Noriyuki

教授(委)
国立天文台

居室: 国立天文台(三鷹) 西棟404
電話: 0422-34-3911
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メールアドレス:
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研究分野

惑星科学・惑星探査

研究内容

太陽系天体の内部構造から起源と進化を探る研究をrn行っている.特に,観測によって理論を実証し新たrnな発見を行うことを目指して,惑星探査に積極的にrn取り組んでいる.研究対象は地球型惑星(金星と火rn星)の画像解析に始まって,日本の大型月探査計画かrnぐやでは月重力場と地形の相関を,小惑星探査機はrnやぶさ2では小惑星の形状・表層進化を,木星系探査rn計画では氷衛星の潮汐変形について研究している.rn今後は地上望遠鏡と惑星探査の連携により,木星やrn土星の内部構造,太陽系外縁天体の起源と進化の研rn究も進めていきたい.国立天文台では,宇宙の誕生rnから人類・生命の発生を探るために,系外惑星の観rn測研究が盛んに行われている.系外惑星の発見数はrn日々増え続けており,地球とよく似た惑星で,液体rnの水が在ると考えられる天体も既に見つかっていrnる.これらの天体では『生命が誕生する条件』が満rnたされていると推測される.しかし,生命が発生すrnる条件は実のところ明らかではない.系外天体と全rnく同じように,液体の水が存在していた地球型惑rn星,火星において生命の痕跡は発見されていない.rnもしもこの太陽系内で地球以外に生命が発生していrnないのであれば,生命誕生はまだまだ我々が気づいrnていない重要な条件が必要であるのかもしれない.rn系外惑星の観測と生命発生を結びつけるためには,rnこの太陽系における生命発生環境をつぶさに踏査しrnなければならないのだろう.例えば,惑星表面の画rn像を詳細に調査することで,天体内部のマントル流rn動が引き起こしたテクトニクスの履歴を解明するこrnとができる.探査機の電波観測からは重力場を測定rnし,天体内部の密度構造が研究できる.レーザー高rn度計による地形計測は,月や金星でのテクトニクスrnの変位量や,小惑星の形状を明らかにする.大気をrn持つ天体の大気震動を地上観測することで,厚い大rn気に覆われた天体の内部構造を知ることも可能であrnる.このように色々な手法を提供し,時には新たなrn研究手法を開発しながら,太陽系内天体の謎に迫りrnたい.

主要論文・著書

1. N. Namiki, T. Mizuno, N. Hirata, H. Noda, H. Senshu, R. Yamada, H. Ikeda, S. Abe, K. Matsumoto, S. Oshigami, M. Shizugami, F. Yoshida, N. Hirata, H. Miyamoto, S. Sasaki, H. Araki, S. Tazawa, Y. Ishihara, M. Kobayashi, K. Wada, H. Demura, J. Kimura, M. Hayakawa, N. Kobayashi, Scientific use of LIDAR data of Hayabusa-2 mission, Proceeding of an International CJMT-1 Workshop on Asteroidal Science, pp. 74-96, 2014.
2. Namiki, N, T. Iwata, K. Matsumoto, H. Hanada, H. Noda, S. Goossens, M. Ogawa, N. Kawano, K. Asari, S. Tsuruta, Y. Ishihara, Q. Liu, F. Kikuchi, T. Ishikawa, S. Sasaki, C. Aoshima, K. Kurosawa, S. Sugita, and T. Takano (2009): Far side gravity field of the Moon from four-way Doppler measurements of SELENE (Kaguya), Science, 323, 900-905.
3. Namiki, N., and S. C. Solomon, Impact crater densities on volcanoes and coronae on Venus: Implications for volcanic resurfacing, Science, 265, 929-933, 1994.
4. 並木則行,小松吾郎,臼井寛裕,杉田精司,宮本英昭,久保田孝,石上玄也,出村裕英,岡田達明,三浦弥生,長勇一郎,後藤和久,千秋博紀,和田浩二,石橋高,荒井朋子,小林正規,大野宗祐,火星ローバ検討グループ, ローバによる火星地質調査計画, 地質学雑誌, 118, 606-617, 2012.
5. 並木則行,ローバ検討グループ,3-5 A案 [表面探査]:火星ローバによる地質調査,火星−ウソカラデタマコト,pp. 121-137, 東京大学出版会,東京,2010.
6. 並木則行,押上祥子,惑星地質学(第二部 2章2節), pp. 77-87, 東京大学出版会, 東京, 2008.