メンバー
石山 達也ISHIYAMA, Tatsuya 准教授(兼) 居室: 1-407 |
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研究分野変動地形学・アクティブテクトニクス・応用地球物理学 研究内容活断層―震源断層システムの解明は地震発生の理解にとって本質的に重要ですが、海域/海陸境界に分布する活断層や伏在断層の構造・分布やスリップレートなどその全容がよく分かっていないのが実情です。加えて、中央構造線や糸魚川−静岡構造線など日本列島のテクトニクスを規定する大規模活断層の浅部〜深部形状、震源断層の3次元形状など、まだ解決すべき課題が数多く残っています。また、島弧―リソスフェアダイナミクスは2011年東北太平洋沖地震を契機に開始したばかりの研究です。上盤側プレート内に分布する活断層―震源断層システムで発生する地震をプレート間相互作用の文脈で理解するとともに、プレートテクトニクスに伴う島弧地形・地殻構造の進化を理解する上で重要であり、数値計算・地球物理・地震観測とともに、変動地形・構造地質・第四紀地質・岩石学・年代学など複数の分野に跨がる学際的な研究です。こういった課題について、学内外の研究者と共同研究を進めています。このほか、国内外をフィールドとしたオーソドックスな野外地形・地質調査を中心とした活断層・変動地形・テクトニクスについても多くの研究課題があります。学生さんの希望と資質に合わせて幅広い課題にトライできますので、当研究室でどのような研究ができるか興味のある方、進学相談の学生さんを歓迎します。気軽に声を掛けてみてください。 主要論文・著書
1. Ishiyama, T., Sato, H., Kato, N., Koshiya, S., Abe, S., Shiraishi, K., and Matsubara, M., 2017, Structures and active tectonics of compressionally reactivated back-arc failed rift across the Toyama trough in the Sea of Japan, revealed by multiscale seismic profiling, Tectonophysics, 710, 21-36. |