メンバー

勝又 勝郎

KATSUMATA, Katsuro

教授
大気海洋科学講座

居室: 理学部 1 号館814
メールアドレス:
HP: http://www-aos.eps.s.u-tokyo.ac.jp/~katsumata/index.html

研究分野

海洋物理学・海洋大循環論とくに南大洋

研究内容

今までやってきたこと
(1) 縁辺海と大洋の相互作用
オホーツク海と北太平洋の交換だとか、豪州北西岸の内部相互作用と沖合の渦だとか、そのような物理を研究していました。
(2) 南大洋の大循環論
船舶観測データ・アルゴフロートによる温度塩分流速データ・人工衛星による海面高度データなどを組み合わせて南大洋の循環や混合を研究していました。
(3) 乱流混合の大循環における役割の解明
データを組み合わせて定量的に大循環を理解しようと努めています。
これからやっていきたいこと
乱流混合とその背後にある内部重力波の物理をもう少し知りたいです。水平拡散も重要ですが分かっていないことが多いです。

主要論文・著書

1. Katsumata, K., Purkey, S.G., Cowley, R. et al. GO-SHIP Easy Ocean: Gridded ship-based hydrographic section of temperature, salinity, and dissolved oxygen. Sci Data 9, 103 (2022). https://doi.org/10.1038/s41597-022-01212-w
2. Katsumata, K., Talley, L. D., Capuano, T. A., & Whalen, C. B. (2021). Spatial and temporal variability of diapycnal mixing in the Indian Ocean. Journal of Geophysical Research: Oceans, 126, e2021JC017257. https://doi.org/10.1029/2021JC017257
3. Katsumata, K., 2016: Eddies Observed by Argo Floats. Part I: Eddy Transport in the Upper 1000 dbar. J. Phys. Oceanogr., 46, 3471–3486, https://doi.org/10.1175/JPO-D-16-0150.1.
4. 勝又 勝郎, 2018, 南極底層水と全球海洋子午面循環, 低温科学 76, https://doi.org/10.14943/lowtemsci.76.1