研究分野
沈み込み帯地震学・地震活動・地震サイクル・地震予測・地震火山データサイエ
ンス
研究内容
地震計をはじめとした様々な観測データを用いることで、地震のしくみを少しずつ解き明かしていくことができます。特に日本が位置する沈み込み帯を対象として、プレート構造・プレート境界地震の活動特性・小繰り返し地震を用いたプレート境界すべりのモニタリング・地震の繰り返しなどの問題に取り組んでいます。根底にある興味は地震の予知・予測につながる可能性のある地震の準備過程や地震のメカニズムなどで、関係するわからないことを長年収集してきました。わからないことをきちんと覚えていると、多くはありませんが、時々何かの拍子に物事がつながって、(あるいは、つながりを確認する方法を思いつき)昔わからなかったこと・世界でだれも知らないことについて、正しいと思われる理解に辿り着くことがあります。地震学は、(既存の知識の勉強が大変でなかなか最先端に辿りつけないということはなく、)割とすぐにわからないところにぶつかり、新たな貢献できる可能性が高い学問ではないかと思います。分かりそうになった時に初めて必要な解析技術や方法が見えてくるため、あらかじめ決まった手法を突き詰めるというよりは、データを眺めつつその都度必要な知識や技術を学び、他の研究者の力も借りながら研究を行なっています。また、地震・火山に関するデータの有効利用や多分野の連携を目指した取り組みにも興味を持っていて、データに基づくサイエンスが加速することを目指しています。私自身は、計算機を用いたデータ解析が割と得意ですが、興味を共有できる様々な得意分野を持った研究者・学生の方と共に研究を進めたいと思っています。ご興味がある方ははぜひご連絡ください。
主要論文・著書
1. Uchida, N., and R. Bürgmann (2019), Repeating earthquakes, Annual Review of Earth and Planetary Sciences, 47, 10.1146/annurev-earth-053018-060119. 2. Uchida, N., and R. Bürgmann (2021), A Decade of Lessons Learned from the 2011 Tohoku-Oki Earthquake, Reviews of Geophysics, 59(2), e2020RG000713, doi:https://doi.org/10.1029/2020RG000713. 3. Uchida, N., and T. Matsuzawa (2013), Pre- and postseismic slow slip surrounding the 2011 Tohoku-oki earthquake rupture, Earth and Planetary Science Letters, 374(0), 81-91, doi:http://dx.doi.org/10.1016/j.epsl.2013.05.021. 4. Uchida, N., T. Iinuma, R. M. Nadeau, R. Bürgmann, and R. Hino (2016), Periodic slow slip triggers megathrust zone earthquakes in northeastern Japan, Science, 351(6272), 488-492, doi:10.1126/science.aad3108. 5. Uchida, N., J. Nakajima, A. Hasegawa, and T. Matsuzawa (2009), What controls interplate coupling?: Evidence for abrupt change in coupling across a border between two overlying plates in the NE Japan subduction zone, Earth Planet. Sci. Lett., 283, 111-121. 6. Uchida, N., T. Matsuzawa, W. L. Ellsworth, K. Imanishi, K. Shimamura, and A. Hasegawa (2012), Source parameters of microearthquakes on an interplate asperity off Kamaishi, NE Japan over two earthquake cycles, Geophysical Journal International, 189(2), 999-1014, doi:10.1111/j.1365-246X.2012.05377.x. |